金田ベリー園TOP > 農園だより > 2002年〜2004年農園だより > 2003/10/21
2003年10月21日(火) ハスカップ秋の植え変え作業

秋は果樹にとって冬眠前。この時期には来年のための剪定や植え変えを行います。ハスカップの木が大きくなって来たので、あらたに牧草地として貸してした部分を耕して、堆肥を入れたあとに、充分間隔をとって植えていきます。

すっかり秋らしくなった農園。北海道の紅葉もだいたい終わりに近づいている。あとはカラマツを残すだけだ。
畑の遠くの方で、小さくエンジン音が聞こえる。何の作業をしているのだろう?
近づくと、ハスカップの親木を積んだトラック、その向こうにはユンボ??
そう、金田さんが器用にユンボを使って、穴を掘り、ハスカップを植えている。地ならしなどもまるで手先のようにユンボのバケットをあやつってやっていく。
奥さんと呼吸を合わせての作業だ。木が育ってせまくなってしまった所から、こうして新しい所へ移すのだ。最近では毎年の秋の作業になっている。
こちらはハスカップの剪定。こんなに落とすのか!というくらい、古い枝を大胆に落としていく。金田ベリー園では除草剤を使わないので、木の根元から新しい芽が出て、それが育つのだ。
だから、古い枝を大胆に落としても、自然と木の中で世代交替が行われて、収穫量も保たれる。これをしないと、枝が混んで日もはいらなくなる。この更新はとても大切だ。
秋は秋で忙しい。雪が降る前にやらなければならないことは、たくさんあって、なかなかゆっくりできない。農園脇ではガマの穂が揺れていた。